最近は外注カメラマンの持ち込みに制限をかける会場が
増えてきましたよね。。
結婚式の準備を進めていく中で、
「このカメラマンさんに撮って欲しい」と
思った時、
「結婚式場のカメラマン以外はダメです!!」
とプランナーさんに断られました。。。
なので「今回は無かったことでお願いします。。。」
そんな連絡を年に何十件もいただきます。
しかし、そんな「持ち込みカメラマン禁止」の会場でも
撮影に入れたケースが多くあります。
今回はそんな
「持ち込み禁止の会場」について
徹底解説をしていきたいと思います。
諦めるのはまだ早いですよ!!
◆本記事のテーマ
これらのを記事を参考に
ご自身でカメラマンを決定する際の交渉を円滑に行い、
花嫁さん自身が後悔しない「写真」
を残すためのお役に立てれればなと思います。
◆本記事の内容
①持ち込みカメラマンと式場カメラマンの違いについて
②なぜ持ち込みカメラマンを禁止するのか?
③「持ち込み禁止」を告げられたらすべき3つのこと
◆記事の信頼性
記事を書いている僕は、
ブライダルカメラマンとして
毎年100組近くの撮影をしております。
以前は式場カメラマンとして働いておりましたが、
現在は独立して、「持ち込みカメラマン」として
全国各地に出張撮影をしております。
全国放送のテレビにの2度紹介されるなど
多くの花嫁さんから厚い信頼をいただいております。
◆読者さんへの前置きメッセージ
本記事では「持ち込みカメラマン禁止」の式場について
持ち込みと式場カメラマン両方の経験がある
カメラマンの僕が実情をお話ししていきますので、
参考にしていただければと思います。
では早速見ていきましょう。
①持ち込みカメラマンと式場カメラマンの違いについて
そもそも、持ち込みカメラマンとは
どのような人かをご説明いたします。
持ち込みカメラマンというのは
字のごとく、
新郎新婦が「この人に撮ってもらいたい」
と式場に持ち込むカメラマンのことです。
では具体的に式場カメラマンと
その持ち込みカメラマンでは何が違うのでしょうか?
①クオリティー
僕が一番差を感じるポイントはここです。
誰が来るかわからない式場カメラマンは
クオリティーが担保されておりません。
新人カメラマンが来るかもしれないし、
感性の合わないおじいさんカメラマンが
来ることだってあり得ます。
対して持ち込みカメラマンの場合
ホームページや作例を見たり
直接会って確認ができるので
クオリティー面での失敗の心配はほとんどありません。
②価格
だいたい式場の業者に依頼をすると15~20万円が相場です。
対して持ち込みカメラマンは10~15万円が相場です。
式場カメラマンの場合の方が
割高になる場合が多く、先ほどお話しした通り
写真のクオリティーが未知な場合が殆どになります。
また持ち込みカメラマンを選ぶ場合は
値段とクオリティーも
カメラマンによってそれぞれで、
予算に応じて選ぶことも可能です。
③加工(レタッチ)の有無
これは新郎新婦さんが体験として感じる
大きなポイントかと思われます。
式場カメラマンは打ち合わせができない為、
当日初めて対面します。
撮影する写真も「可もなく不可も無く」
が原則ですので、
加工(レタッチ)は基本殆ど行いません。
例)
(加工前)
(加工後)
加工(レタッチ)は写真で大切な要素の一つです。
対して、個人で仕事をしている人は
その「個性」を出す為写真の加工の味わいも
カメラマンによって様々です。
これら
①クオリティー
②価格
③加工の有無
が大きく二人が感じるポイントなのかと思います。
ここまでの話だと
「持ち込みカメラマンの方がいいじゃん」
と思う方が殆どだと思います。
しかし、落とし穴が。。。。
それが、近年増えてきた
「持ち込みカメラマンの禁止」
です。
式場側で新郎新婦が
カメラマンを持ち込むことを
禁止しています。
②なぜ持ち込みカメラマンを禁止するのか?
では何故式場側は
カメラマンの持ち込みを禁止するのでしょうか?
◆式場側の主張
・トラブル回避
・式をスムーズに行う為
・顔なじみのスタッフ同士で安心
と表向きにはなってますが、
ほとんどの理由が「利益を得るため」です。
何故なら、式場提携の下請けの写真会社に依頼をすると
式場側が中間マージンとして利益を得る事ができます。
さて、どのくらい中間マージンを得ているの見てみましょう。
例)式場に依頼する場合
新郎新婦 写真代金で20万を支払う
⬇︎
式場側 10万円を中間マージン50%で利益を得る
⬇︎
式場提携の写真会社が8万円を中間マージンを利益で得る
⬇︎
カメラマンが業務委託で2万円で撮影を行う
細かくは会場によって様々ですが、
僕がみてきた例ですとこのような形で
中間マージンが支払われておりました。
例)持ち込みの場合
新郎新婦 撮影代金 15万を支払う
⬇︎
カメラマンが15万で撮影を行う
このように式場カメラマンに払った額と
受け取る価値に相違があるのは
本来式場カメラマンには
2万円しか支払われていない事が大きく関係しています。
結婚式場といえど
資本主義のこの世の中
利益を出したい為の手段として
「持ち込みカメラマンを禁止するのです」
③「持ち込み禁止」を告げられたらすべき3つのこと
ではお次に「持ち込みが禁止」と
プランナーさんに告げられた場合の
対処法についてお話ししていきます。
①席を設けての「列席枠」としての撮影は可能か?
②持ち込み料金を払うと式場に持ちかける。
③「式場カメラマンの写真が気に入らない」
「どうしても撮影してほしいカメラマンがいる」
と言う趣旨を熱意を込めて説明する。
①についてですが、列席枠をカメラマンに設けると
撮影が可能であったりします。
ここでの注意点なのですが、
「友人」としてバレないように持ち込む方法は
オススメしません。
何故ならプロカメラマンは所作や動きですぐバレます。。。
なのでもし「列席枠は友人のみ」と断られたら
カメラマンを打ち合わせで呼び出し、仲良くなります。
その後「友人がプロカメラマンでその人に撮影をお願いしたい」
と「プロカメラマンであること」を式場にお知らせしましょう。
(晴れの日に隠し事は気持ちよくないので。。笑)
②については
式場側が持ち込まれることへの最大のデメリット
「式場の利益」をこちらで負担すると言う方法です。
※ここまでくると式場が悪党に見えてきますよね。。
(それかゼ◯シィに払う広告費がそうとう高額なのかな。。。)
結局はお金で解決できるトラブルが殆どです。
これは予算との兼ね合いになるので
式場側とカメラマンの両方とコンタクトを取りながら
決めていきましょう!!
③に関してですが
この新郎新婦側の「熱意」
が一番重要です!!
本当にこの熱意に負けて
「持ち込み禁止の会場で撮影ができた!!」
と言う経験が数多くございます。
なので「このカメラマンに撮ってもらいたかったのに。。」
と悲しんでいる前に「熱意」を込めて
思いの丈を伝えてみてはいかがでしょうか?
これらの手順を全て踏まえて
一切の撮影を禁止された式場は殆どありません。
◆基本的に「持ち込み禁止」の会場でも撮影はできる場合が多い
私は結婚式を多く撮影してきましたが
最近は都内、横浜の会場は
「持ち込み禁止」
が増えてきたと感じております。
資本主義で結婚率が下がっているので
そのようになるのはしょうがないことですが、
私自身は、「二人に寄り添うこと」
がこのブライダル業は最大の仕事だと思っております。
結婚式の失敗で1番多いのが
実は「写真」なんですよね。
まあ上記に記載した通り
20万払っても撮影する式場カメラマンは
2万しかもらってないわけだから。。
20万円のクオリティーを
価値として受け取ることは不可能なんですよね。
皆さんは「運命の人」として夫婦で結ばれました。
カメラマンにも「運命のカメラマン」がいるはずです。
僕は撮影してきたご夫婦は
「仲道さんが運命のカメラマンだ」と
口を揃えておっしゃっていただけます。
皆さんもご自身にあった運命のカメラマン
じっくり探してみてはいかがでしょうか?
最後までご覧いただき、
ありがとうございました。
私はウェディングフォト専門の
写真屋さん(カメラマン)です。
Instagramもぜひ登録してください♪
この記事へのコメントはありません。