こんにちはフォトグラファーの仲道です。
今回のブログは
これからFUJIFILMのカメラ、レンズの導入を考えている人
Canon、Nikon、SONYから乗り換えを
お考えのプロカメラマンに向けてのブログになります。
「プロが満足できるカメラなのか?」
「デメリットが多いのではないか?」
そんなお気持ちに具体的にお応えをしていきたいと思います。
◆本ブログのテーマ
【FUJIFILMのXT-3で結婚式は撮れるのか?】
・ブログの内容
①結婚式の撮影はできるのか?
②問題点1:バッテリー
③問題点2:センサーサイズ
④問題点3:AF制度
⑤欠点を補う多大なメリット
◆記事の信頼性
記事を書いている僕は、ブライダルフォトグラファーです。
歴で言うとまだ4年目ほど。
全国放送のテレビで紹介されたり、
関東ではそれなりに有名になり
現在では沢山のご依頼をいただいております。
◆読者さんへ前置きメッセージ
本記事では私の実体験を元に
「FUJIFILMの機材を導入したいけど怖いな〜」
と機材選びに悩んでいる方に参考になれればと書いたものです。
撮影スタイルや運用方法によっては
感じ方が変わってくるものだと言うことを
念頭に置いて閲覧くださいませ。
それでは早速見て行きましょう。
①結婚式の撮影はできるのか?
結論から言いますと
「XT-3で結婚式、披露宴の撮影はできます」
断然しますXT-3で式披露宴の撮影は「可能」です。
その参考に先日撮影した
結婚式の写真を貼ってみますね。
FUJIFILM XT-3 XF23mmF2
FUJIFILM XT-3 XF23mmF2
FUJIFILM XT-3 XF56mmF1.2APD
FUJIFILM XT-3 XF56mmF1.2APD
FUJIFILM XT-3 XF56mmF1.2APD
FUJIFILM XT-3 XF23mmF2
例えば上記のような瞬発力が求められる、
移動の瞬間や撮り逃しできないシーンも問題なく撮影ができました。
しかし。。
私は以前NikonのD750を使用していたのですが、
比較してこのXT-3には問題点がいくつか見つかったので
そちらをお話しして行きたいと思います。
②問題点1:バッテリー
ミラーレス機一番の弱点としてあげられるのが、
この「バッテリー問題」だと思います。
XT-3もバッテリーの持ちが非常に悪いです。
フル充電で挑んでも半日撮影をしていると
すぐにバッテリー切れしてしまいます。
今まで使用していた一眼レフカメラでは
1日中撮影をしていても
バッテリーを気にすることはありませんでした。
この「バッテリーを気にしなくてはいけない」
と言うことはデメリットの1つにあげられます。
対策:バッテリーを追加で購入する
これはいたって簡単かつシンプルに解決する話で
バッテリー持ちが悪いなら予備を備えれば良いだけなのです。
また「このタイミングでバッテリーを入れ替える」
と決めておくと不安要素は限りなく0に近づくのではないでしょうか?
※僕は10個予備を追加購入をして、
結婚式が終わり、披露宴が始まる前のインターバルで
バッテリーを入れ替えています。
③問題点2:センサーサイズ
ブライダルフォトの現場では
「フルサイズのみ!!APS-Cは論外!!」
といった古い意見をよく耳にします。
このXT-3もAPS-Cサイズのカメラなので
古来からのカメラおじさん達には
「NO!!」を突きつけられてしまうかもしれません。
ただ私は真っ向から反論したいと思います。
「センサーサイズは大きければ良いものではありません」
大切なことなので2度言います。
「写真の良し悪しはセンサーサイズで決まりません」
もちろんフルサイズに優位な側面も多く存在します。
・高感度ノイズの少なさ
・背景ボケのし易さ
etc.
しかしこのXT-3はその弱点を弱点と感じさせません。
まずはじめに高感度ノイズですが
これはXT-3もフルサイズのカメラに比べたら
多くノイズが出てきます。
しかしそのノイズの出方は「さすがFUJIFILM!!」
と言ったら良いのでしょうか?
そのノイズも粒状感も味わいに変えてしまうカメラなんだと
私は感じました。
FUJIFILM XT-3 XF56mmF1.2APD ISO5000使用時
私は「フイルムっぽい世界観」が好きなので
この味わいのあるノイズは大好きです。
またフルサイズよりAPS-Cサイズの方がボケにくい
(厳密にはもっと複雑な話なんだけど割愛)
ことも婚礼のスナップには有利に働くことが多いのではないでしょうか?
・メインの被写体が2人いること
・暗い室内での集合写真が多いこと
これらのことから
フルサイズだとボケすぎちゃうから絞って撮影したところを
APS-Cなら明るさを保ったまま(F値の低いまま)撮影が可能になります。
FUJIFILM XT-3 XF23mmF2 F2.8使用時
上記のようにメインの被写体が二人に、
ウェルカムスペースのものも写したい時
フルサイズの時はF4くらいまで絞って撮影をしていました。
しかし、APS-Cだとそこまで「絞る」と言う
選択を取らなくて良くなるのです。
上記これらのように
センサーサイズによって起きる
考えられるデメリットはかなりメリットに変換することができます。
④問題点3:AF制度
私がXT-3導入で一番悩んだ点が
この「AF制度」です。
正直な話、他の問題点は解決方法があるのですが
「AF制度」に関してはMFで撮影すること以外に
できることはあまりありません。
MFだけで結婚式撮影をするのはかなり無理があります。
結論から話しますと
「AF制度はそんなに良くはない」です。
特にAF-Cはあまり使えないな。。と言った感じです。
今までは「親指AF」をしていたのですが
このXT-3にしてからAF-Sで丁寧に撮影していくスタイルになります。
あとはジョイスティックでフォーカスポイントを
あらかじめ近いいちに設定すれば、
構図のリフレーミングの時間も短縮できて
まあまあ普通に動きものもいけます。
動きが激しすぎる「スポーツ」「ダンス」などは難しいですが
結婚式、披露宴にはそこまで問題ないかと思いました。
また暗所でのAFで顕著に制度が落ちているので
ここは改善していただきたい点であります。。。。
⑤欠点を補う多大なメリット
FUJIFILMの良いところはその「写真」
に詰まっていると思います。
色味や風味、空気感さえも
切り取ることが出来ている感覚に陥ります。
(フジの病)
まだXT-3も改善点は多くありますが、
「FUJIFILMでしか味わえない世界」
が存在します。
その点においてはこのXT-3と言うカメラは
唯一無二の存在なのではないでしょうか?
あと言い忘れてました!!
カメラレンズが軽いです!!笑
軽量化はハードなスナップ撮影者には正義です。
と言うわけで以上です。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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